現在の仕事内容

地域の産業や特性を捉え、NTT東日本が提供するICTを用いて一次産業を中心とした千葉県と茨城県地域の活性化に取り組んでいます。例えば農業の分野では、有機米栽培に欠かせない水田の水位を農家の皆さまが確認するための見回り稼働の省力化をめざし、LPWAと呼ばれる通信規格を用いた水位センサーの導入と効率的な遠隔監視に取り組んでいます。

一次産業以外においても観光業を中心とした効率化や活性化のほかカーボンニュートラルなど、地域の方々とのコミュニケーションを通じて課題を見つけ、共に地域の活力維持・発展に向け日々取り組んでいます。

研究室での活動を振り返ってみて

筑波大学で川村先生の研究室に私が在籍していた当時は、実験計画法に関する研究に取り組みました。その中でも、品質管理研究で学んだ統計の考え方や研究過程は、例えば観光分野における人流データの収集の際など今でも仕事で活かされています。

川村先生は、学生一人一人に合った方法で指導をしてくださる教育熱心な先生です。これからの時代に益々必要とされる統計やデータサイエンスの考え方を体得したい方にはぜひお勧めしたい研究室です。どのような進路に進んだとしても川村先生と研究室で学んだことは、きっと将来において、役に立つと思います。